
Q.最近トレーニングがマンネリ気味で、関節痛も出ていて非常に辛いです。相川さんは、そんな時ありませんか。対処法をアドバイスお願いします。
A.トレーニングを一人で継続するためには、取り組む姿勢と、工夫が大切です。取り組む姿勢というのは、夢や憧れ、目標、向上心、強い意志など。筋力レベルや挙げる重量は、実は関係ありません。トレーニングを開始した日の少年のようなメンタリティを維持し、輝かせるものが、「工夫」です。人は慣れる生き物ですし、飽きたり、効果が感じられなくなったり、関節が痛くなったり。継続するには、困難な道程があるのは当然です。私も全く同じです。
そこで、「頑張り方」がポイントとなり、大切なのです。トレーニングは、真面目すぎても、不真面目すぎても、成功しません。頑張り方のコツは、ずばり「変化」です。
前置きが長くなりそうなので、具体的なアドバイスを。 挙げるばかりが、筋トレではありません。実は、この「挙げる」という動作が、きつかったり、効果を引き出せない元凶になっていたりするのです。一説によると、筋肉が縮む時には、筋線維同士の摩擦があり、そこで、力の損失があるとも言われています。自分の力で挙がらなくなっても、人に挙げてもらえば、ゆっくり下ろす力はまだありますね。その理由は、筋肉が伸びながら力を発揮する局面では、筋線維同士の摩擦が軽減されるからと言われています。 そうです。もっと、「下ろす」動作を重視してトレーニングしていただきたいのです。

そして、もう一つ忘れてはいけないのがスタティックです。これは静止、止めるということです。今回提案したいのは、このスタティックトレーニングです。
具体的な方法をベンチプレスで説明します。まず15回、ある程度余裕ある重さで行います。直後にベンチを離れ、腕立て伏せの姿勢をとります。ただし肘を曲げ、中間位置で、スタティック(静止)します。ストップウオッチか、時計の秒針で時間を計ります。30秒で終了です。このスーパーセットを続け、3~5セットで、スタティックの合計が90秒になったら終了です。ベンチプレスは前座で、主役はスタティックです。ここではインターバルの短さに強度を求めていくわけです。
スクワットと組み合わせるのは、壁にもたれる空気椅子がよいでしょう。べントロウやチンニングには、斜め懸垂の中間位置での静止動作となります。スタティック合計90秒を4~5スーパーセットで達成できたら十分です。もちろん、10セットを目標にハードに行っても構いません。
やる気がしない原因の一つが、「重いものを筋線維同士摩擦させながら、悪戦苦闘して挙げる」ことだったりするのです。この部分を心理的楽な負荷のかけ方でクリアし、スタティックで、追い込んでいくわけです。動きが少ないので、関節にも負担が少ないです。
今回のスタティックトレーニングは、心身のコンディションの低い日に素晴らしい変化をもたらしてくれるでしょう。

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